酪楽ショップ ◆ Wagyu beef 日本短角和牛

北海道最東端の原野で歴史をつづった日本短角和牛

日本短角和牛(日本短角牛,日本短角種)は日本に4種類ある和牛品種のひとつです。

和牛といったら誰もが霜降り肉の黒毛和牛を思い浮かべますが、近年のヘルシー志向や安全・安心を求める消費者のニーズにより、赤身肉が注目され、味わいが豊かな肉が評判となっているのが、この短角和牛です。

 

ルーツは岩手県で、旧南部藩時代に物資輸送などのために飼養されていた日本在来種の南部牛に、アメリカから輸入したショートホーン種などを掛け合わせて改良し、1957(昭和32)年に日本短角種として登録されました。

 

根室市では古くから漁業、水揚げされた昆布などを運ぶに荷役用として馬と同じように飼われていた歴史があります。北日本の気候・風土に適合し、放牧して置くだけで手間はかからず、原野によくあるササでも育つので好都合でした。また動物性タンパクが魚だけだった時代、人々にとって短角牛は貴重な肉、食べものでもありました。

 

北海道には農耕・荷役に使うために気候・風土が近い東北から馬や牛が持ち込まれました。馬は後にドサンコとなる南部馬が江戸時代中期から、短角和牛がいた地域は少ないですが、根室市は東北地方出身の人が多かったので、当時荷役用に飼われていても不思議ではありません。

 

歳月が過ぎ多くの作業が機械化された現在、この地にわずかながら残りその歴史を伝えた日本短角和牛は、これからは食卓を豊かにする牛として新たな歴史を刻んでいます。


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